東洋思想の最高峰と言われる「気学」をベースに、
「九星術」「方位学」「風水」「陰陽」「五行」を
組合せて体系化した占術。
九紫火星は、遁甲盤の後天定位において、南30度が本座となります。
時間は11時~13時、季節でいうと6月を担当、色はレッド・パープルを表します。
火の氣を持つ星のため、情熱的で太陽のように明るい性質を持っています。
ワクワクすることが大好きで、感動や刺激がないと生きていくことができません。
また、頭で考えるより、ハートで感じるタイプでもあるので、感情の起伏は激しいですが、感覚派の人が多いと言われています。
九紫火星は常に自分の感覚を大切にしています。
誰かの意見やアドバイスを参考にするときもありますが、流されることはありません。
基本的には自分の直感に頼ります。
感覚が研ぎ澄まされているので、良いも悪いも「もしかしたら?」と思うときは、だいたい的中するでしょう。
インスピレーションに従っていくことで、うまく人生が回っていく星のようです。
頭脳明晰で読書や調べものをするのが好きで、興味のある分野は時間を忘れるぐらい徹底的に探究していきます。
元々、九紫火星は体でいうと「頭」を表す星のため、暗記力に優れ、九星の中でも知識の吸収力はピカイチと言われています。
記憶に定着したことはなかなか忘れません。
このように頭がよい人が多い傾向にあります。
しかし逆に、頭が良いために、物事の想像を膨らませ過ぎて、不安になることがあるので気をつけてください。
大勢の人の中にいるよりも、一人でいることを好む一匹狼のような星です。
誰かにペースを合わせたり、他の人と同じように見られることを嫌うでしょう。
どんな時も自分なりのポリシーや美学があって、個性を出すことに力を注いでいきます。そこでの妥協は一切ありません。
なので、集団の中でも一際目立っていたり、周りからカリスマ的な人物としてみられることもあります。
基本的に警戒心が強いため、初対面ではなかなか心を開きません。
心の底から信頼している場合のみ本心を打ち明けます。
また、自分のテリトリーに土足で踏み込まれることを嫌うので、たとえ仲が良くてもある程度の距離感が必要だったり、あまり親しくない人には無愛想な態度を取ってしまう傾向があります。
度が過ぎると人間関係でトラブルが生じやすくなるので、神経質になり過ぎないように気をつけるといい星です。
一白水星と同様に、九紫火星は40代から人生の花が開く星です。
若い頃(20・30代)の苦労は中年期からの運勢を高めてくれるチャンスとなるでしょう。
九紫火星は火の星なので、燃え上がるような情熱的な恋愛を好みます。
気高く、見た目や気品、才能などで人目を引くような華やかさを持っているので、異性からアプローチされることが多いと言われています。
しかし、火は熱しやすく冷めやすい特徴があるため、気持ちが冷めたら他の人へ目がいくなど移り気があります。
そうならないためにも、出会った頃の気持ちを持ち続けるなどして、情熱の炎を絶やさないようにしましょう。
九紫火星は目立つことが好きな星なので、自分にスポットライトが当たるような仕事が向いています。
直感力に優れていることから、感性を活かせるような環境で持てる力を存分に発揮していくでしょう。
また、頭脳明晰で頭の回転が早いので、高度な技術を持った専門分野で活躍する人が多いと言われています。
【適している仕事】
医者、弁護士、会計士、モデル、女優、カメラマン、美容関連、アパレル関連
九紫火星は感性豊かな星のため、傷つきやすく、受け入れられないことがあると考え込んでしまいます。
警戒心が強く本当に仲の良い人でないと本心を打ち明けないため、心に溜まったストレスを外へ吐き出しにくいと言われています。
精神的な疲労を軽減するためにも、警戒心を解いて話せる人に悩みを相談し、少しでも気持ちを解放するように心がけましょう。
【気をつけたい箇所】
頭、眼、精神、脳、自律神経
九紫火星は専門分野で活躍する星なので、難易度の高い国家資格を取得して仕事に活かすなど、高度なスキルを身につけることによって大きく稼ぐことができると言われています。
その道を極めれば極めるほど金運は上昇していくでしょう。
しかし、せっかく頑張ってお金を稼いだとしても、見栄っ張りな性格で後先を考えずに散財してしまう傾向があります。
後に後悔しないような使い方ができるといい星です。