東洋思想の最高峰と言われる「気学」をベースに、
「九星術」「方位学」「風水」「陰陽」「五行」を
組合せて体系化した占術。
八白土星は、遁甲盤の後天定位において北東６０度が本座となります。
季節でいうと寒さが厳しい冬の終わりから春の初め１月～２月です。
時間は真夜中から明け方までの１時～５時を担当します。
色はイエロー、ブラウンを表します。
季節や時間は陰の氣がゆっくりと陽の氣に移る時期なので、八白土星は節目を象徴する星となります。
気持ちの切り替えが早く、凹むようなことが起きても現実を直視して物事を捉え、受け入れながら、すぐに立ち直っていくメンタルの強さを兼ね備えています。
八白土星の土を表すなら山です。
理想が高く、ゴール（目標）を設定することによってやる気が湧いて一直線に進んでいける星。
目標を達成する為には手段を選ばないのも特徴的です。
プライドも高く負けず嫌いな性格なので、ライバルがいることによって切磋琢磨して大きく成長していくでしょう。
頂上に登り切った時に広がる美しい景色が、人生の喜びとなります。
しかし、行き先のゴールを設定しないと迷いが出てきて何も行動できない一面もあるようです。
数字の八が末広がりを表すように、切り替えと八の氣を併せ持つ八白土星は、継承のパワーが強い星です。
そのため、人生の大ピンチには家族や親戚に助けられたり、生きるヒントを得たりなど、親類との絆が深い傾向にあります。
もし、何かに困ったときは、素直に頼ってみると良いかもしれません。
また、お墓参りをして先祖を敬うと、気持ちがリセットされて落ち着く人が多いと言われています。
土星はどっしりと構えているイメージから大人しい性格と思われがちですが、八白土星は土星の中でも明るい性格の星と言われています。
特に、湿った空気や隠し事を嫌うため、言いたいことがあれば、裏表なくその場でハッキリと相手に伝えるなど、あっさりした人が多いでしょう。
また、同じ波長の人を引き寄せる星なので、仲良くなるのは明るくて思い切りのいいカラッとした性格の人が集まってくるようです。
自分が他人にどう見られているかを気にしたり、注目されたい、相手よりも優位な立場でありたいという気持ちが強い傾向にあります。
そのため、自分を大きく見せるような見栄を張った行動で快感を感じるようになっていくでしょう。これが加速していくと、化けの皮が剥がれて結局は自分を苦しめていくことに繋がってしまいます。
見栄はほどぼどにして、上辺よりも中身を重視した行動にシフトしていけるといい星です。
晩年の星である八白土星は、50代から人生の花が開く星です。
若い頃は人生に迷うことが多いですが、覚悟を決めて勝負に出れば、晩年の運勢は手堅く上がることでしょう。
八白土星はあっさりとした性格で気さくな人が多いので、誰からも話しかけられやすく、出会いが多い星と言われています。
言いたいことを隠さず言い合えるようなタイプを好むので、何事にもウジウジしたり、隠し事をする人を嫌います。
しかし、プライドが高い一面があり、気に入らないことがあると文句を言ったり、問い詰めすぎて相手が引いてしまうことがあります。
一時的な感情を抑えることが恋愛をうまくかせるポイントになるでしょう。
八白土星は建築を表す星なので、建物にまつわる仕事が向いているでしょう。
また、負けず嫌いで理想が高く、目標を定めたら達成するまで諦めません。
競合などのライバルがいる環境で、相手に負けまいと努力を重ねて腕を磨く人が多いでしょう。
そこから評価されて、出世へと繋がっていく星と言われています。
【適している仕事】
建築士、インテリアデザイナー、整体師、投資家、デペロッパー、建設業、宿泊業、林業
八白土星は体でいうと腰を表す星です。
一つの目標に向かって全力を尽くす性格のため、途中で休むことをあまりしません。
その結果、知らず知らずのうちに溜まった疲労が、特に腰痛や関節痛として現れる傾向があると言われています。
どんなに頑張る状況となっても、こまめな休息を取って疲労を回復させたり、体のメンテナンスを心がけるようにしましょう。
【気をつけたい箇所】
骨、関節、腰、肩、背、脊髄
八白土星は山の星です。
塵が積もれば山となるように、お金をコツコツと貯めていける堅実なタイプです。
晩年期に花が咲く星と言われているので、晩年にはある程度の貯蓄が残せる人が多いでしょう。
また、八白土星は建築にまつわる星でもあるので、不動産投資とご縁があり、土地売買、マンション・アパート経営で金運に恵まれるようです。
